敬老の日のプレゼント!体験談
毎年9月第3月曜日は敬老の日です。
敬老の日のプレゼント選びに悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そんな敬老の日に おばあちゃんの好きなお花をプレゼントして喜んでもらった方の体験談をご紹介します。
お花が好きな祖母
2年前に亡くなった祖母はお花が大好きな人でした。いつもお部屋や小さな庭にも綺麗にお花が飾ってありました。
祖母とはずっと一緒に暮らしていたし、結婚した後も近くに住んでいたので週に2~3回は会いに行っていました。
なんとなく近くにいすぎて改めて敬老の日をお祝いするのが恥ずかしくて今まで遊びに行くだけでとくに何もしていなかったのですが、88歳を過ぎた祖母とこの先いつまで元気に一緒にいられるか分からないし、私もいい大人。
恥ずかしがってる場合ではないと敬老の日にお花をプレゼントする事にしました。
私の家の近くに小さなお花屋さんがありいつも可愛いなと思って通っていたのでそのお店に入ってみました。
とっても感じのいいおばさんがやっているお店でした。
とてもお話し好きなおばさんで色々相談しながらお花を選びました。
私が祖母に敬老の日でお花をプレゼントしたいと話すと、お花屋さんがとても喜んでくれました。
祖母はお花が大好きでしたが私は全くお花に興味が無かったのでどんな物がいいのか全然わかりません。
お花屋さんに祖母の好みを話しました。
祖母は派手目なお花はあまり好みではなく地味なお花が好きそうでした。
色もそうですが、お花も大きな花よりも小さなお花が好きだったので、その事を話し一緒に選んでいるとピッタリのお花がありました。
白い小さなお花がたくさんついている大きな鉢植えでした。
私が見てもとても可愛らしいお花で控え目な感じが祖母も気にいってくれそうでした。
お花屋さんが張り切ってくれ、祖母の好みを考えながらラッピングしてくれました。
ラッピングも可愛らしくしようと薄いピンクのリボンを使いました。
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メッセージには100歳になっても元気でいてねと書きました。
こんなふうに一緒に相談しながら選べるのってとてもいいなと思いました。
お花屋さんも絶対に喜んでくれるよと、嬉しそうです。
自転車のカゴに入れ落とさないようにゆっくりと実家へ運びました。
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敬老の日にお花をプレゼント
祖母に敬老の日のプレゼントだよと渡すと大喜び。
同じく敬老の日をお祝いに来ていた伯母もお花が大好きなので二人で大絶賛してくれました。
控え目な感じがとてもいいと二人共大喜びでした。
初めて見るお花だったらしく祖母はお花の名前をメモ帳に書きとめ、私がお世話の仕方をネットで調べ祖母に教えてあげました。
次の年にも絶対に咲かせたいからと育て方を一生懸命メモする祖母がなんだか可愛らしかったです。
しばらく眺めたいからテーブルの上に飾っておくとその日はテーブルの上に飾る事にしました。
その日祖母の家でゴロゴロしていた私は眠くなってお昼寝をしてしまったのですが、フッと目を覚ますと、テーブルの上のお花を嬉しそうな顔で見ている祖母の姿がありました。
こんなに喜んでくれるならもっと早くプレゼントすれば良かったなと少し後悔しました。
その後祖母は脳梗塞になり伯母の家に引き取られ自宅介護が始まりました。
言葉も話す事ができなくなってしまい右半身に少し麻痺が残り寝た切りになってしまいました。
性格も変わってしまい攻撃的になったり物を投げたりという事もありました。
伯母の家にも私のあげた白い小さなお花の鉢植えを持って行き祖母のベッドから見える位置に飾りました。
笑う事もほとんど無くなり、何も話せなくなってしまった祖母に少しでも癒しになればとお見舞いにお花を持って行きました。
笑ってはくれませんでしたが、祖母はジッとお花を見ていました。
その後祖母は91歳で眠ったまま亡くなりました。
おじいちゃんおばあちゃんにとって孫からのプレゼントはどんな物でも嬉しいと思います。
メッセージカード1枚でも電話で一言でも絶対に喜んでくれるはずです。
祖母が生きていればどんなお花を送っていたかなと思いながら敬老の日は過ごすようになりました。
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